碧い香港びより

どきどきの香港生活が始まるぞ ~へっぽこ香港駐妻奮闘記~

1年3か月ぶり?の更新(生きてます)

私自身がもうブログの存在すらも忘れつつあった1年強。

別に誰かに頼まれて書いているわけではないので

このままフェードアウトしても良かったんですけど、

せっかくの海外生活なので記録に残そっかな~…と思って再開。

 

 

前回の記事はもう2022年1月。隔離終わってから書いた記事ですね。

ぜんっぜん、香港の生活のこと書いてない。

いや、たくさん書いてはいたんですけど、まとまらなくて。

 

隔離あけてからの生活がとっても辛かったんですよね。

あまりに辛かったので実生活2か月で日本に帰国しました。

そしてまた今年の2月に帰ってきました。11か月間の一時帰国でした。

子も2歳になり3歳近くなり、言葉も出るようになりイヤイヤ期にも入り、

幼児の成長スピードの速さをひしひしと感じた日本生活でした。

 

今ではもうすっかり考えられないけど、感染者が何万人だ、隔離施設が間に合わない、

病院に入りきらないから野ざらしのベッドで寝かされる患者の写真、

感染した子が親と引き離されて隔離施設に送られる、

ワクパス、強制検査、3人以上の集会制限、レストランも別席(笑)

忘れてましたけど異常な毎日でしたね。

 

制限された生活自体はそこまで辛くありませんでした。

当時の香港は2歳以上がマスク着用義務だったのですが、

0歳からフェイスガードだのマスクだのつけられる優秀な香港キッズが99%以上いる中で

全くマスクがつけられなかった当時1歳10か月だった息子。

むちゃくちゃ目立って、どこ行くにも注意されて、電車でも外でも関係なく。

時には駅のエレベーターから出口までビタっとついてくるなと思ったら「mask」って言い残して去るオバサンもいて。

人の視線が全部息子のマスクの有無に向いていて、次第に外に出られない日が続きました。

せめてマンションの中だけでも、と共用エリアで遊んでいたら

マンションのスタッフにまで注意を受けて心が折れてしまいました。

それでも気にしない人もいるだろうし、私が強くいられたら良かっただけなんですけど。

 

更にあの頃不確かでとんでもなく絶望的な噂が絶えなくて、

「両親もしくは子のみ感染の場合、隔離施設には一緒に行けない」(誰が面倒みるの?)とか、

強制検査に何時間も並ぶとか、全港ロックダウンとか、

とにかく混乱しててスーパーに行っても買い占められてて何も買えない…という時期がありました。

そういうことに振り回されるのも疲れてしまい、

あぁもう先が見えなさすぎて無理だ…と思って、夫と話し合って帰国を決めたんです。

 

 

息子が一番かわいくてこれから言葉も覚えてたくさん成長を見せていくような時期に

家族が離れ離れになるのか…、父と子を引き離すことが得策なのか、

私がちょっと耐えれば、我慢すればもしかしたら済む話なのではないか、

世界中の子育て中のママが同じような不安の中にいて、私だけがこんな甘えた選択をしているんじゃないか…

と帰国後も自責の念にかられ、鬱が再発してしまいました。

 

でもその日本帰国から半年後には隔離自体がなくなり、

息子もマスクが少しずつできるようになって、年明けには自分から「マスクする」と言えるくらいになって

また家族で揃って暮らせるんだ…と希望をもてたときは嬉しかったです。

正直出てきたときの香港に全くいいイメージがなく、人も社会もみんな嫌いになってしまっていたのですが

年明けから中国のコロナ終了に足並みをそろえて香港も緩くなっていった頃で

まだ義務はありつつも子どもがマスクしていないことに誰も何も言わない世界に変わっていて

そうこうしているうちにマスクの義務も撤廃。

私が香港に戻ってきてから1か月弱で、香港のコロナは終わりました。

 

ワクパスもない、マスク義務もない、変な規則もない、

3年ぶりの「普通の生活」がこんなにも嬉しくて楽しいことなのだと

5月に入ってもまだ心から実感する日々です。

単純なことですが、香港の人たちはみんな親切に思えます。(笑)

子ども連れてると特に実感します。

 

息子は4月下旬から幼稚園に通い始め、

私はようやく日中の自由を手に入れました。

かと思ったら夫から息子に風邪が移ったりしていて

なかなか外に出かける時間もなかったり、

そもそも(息子が幼稚園行ったら片付けよう…)と思い続けて

未だに家が片付いてないのを何とかしないといけないので

今月はだいたい家か近所に買い物にいくぐらいになりそうです。

 

 

やっと色んな意味で自由になった香港生活なので、

これからは楽しいことや面白いことにアンテナを張っていきたいと思います。

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございました^^